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4日目、⑥庄堺公園 [琵琶湖てくてく物語]

更に湖岸を進んで、八坂町に入る。
この近くに毎年、5月と11月に訪れる『庄堺公園』がある。
今は冬なので立ち寄ることはない。『庄堺公園』を訪れるのは、バラを見るためだ。ここには、1000株を超えるバラ園がある。さほど広くはないが、よく手入れされていて、多様なバラを愉しむことができる。訪れる時は必ずお弁当を持っていく。季節もいいし、のんびりできる芝生広場もある。無料で利用できるのは何より。このバラ園で必見なのは、クイーンエリザベスというバラだ(たぶん)。特別な品種というわけではなく、園芸店やコメリでも売っている品種だ。だが、このバラ園では、クイーンエリザベスをバラ園の一番外側に植えていて、なおかつ、背を高く生育させている。2mほどもあるバラが、ぐるっと並んでいて、香りも強く、美しい。バラに詳しい人にとってはそれほど価値はないのかもしれないが、一般人には十分すぎる迫力がある。奥の壁にはわせた白いバラも美しい。多様なバラをゆっくり眺めるのは至福のひと時である。

今、自分の家でも庭づくりをしている。
「豊橋に居た頃は、近くに公園が多かったし、花の多い庭もあちこちにあったのに、高島には公園がないね。」
移住した頃、妻が呟いたことがある。田舎町で自然豊かな中に暮らしているためなのか、確かに、公園は少ないし、広い庭のある家でも、意外に花づくりをしている人は少ないように思う。
「じゃあ、バラ園でも作ろうか?」
何気なく言った一言が全ての始まりだった。
隣地を購入して、庭だけで約100坪ほどの敷地にした。果樹・花・バラ・畑などの骨格は出来ているが、まだまだ。
実は、この庄堺公園のバラ園を見て、バラ園にしようと決心した。
今のところ、バラは10種ほどでまだまだ小さい。
果樹も、梅・杏・サクランボ・アーモンド・桃・りんご等を植えたが、あと10年くらいはみすぼらしいままになるかもしれない。草花も植えた。
出来るだけお金をかけないで、自分のできることはやろうと決めたので、中々捗らない。仕事をしながらというのは厳しいと実感している。
妻も手伝っているのだが、やはり、体力的にかなり厳しい。100坪あると、草取りだけでも体力がいる。夏場は熱中症の心配もあって長時間は出来ないし、冬は降雪で作業もままならない。そんなことを言い訳にしながら、のんびりと進めている。
先般、雑誌を見ていたら、「高齢になったら庭もダウンサイジング」という見出しがあった。広い庭を管理するのは時間だけでなく、体力も必要だからだと・・なるほど一理ある。だからと言って、着手したものを放り出すわけにもいかない。以前のような荒地にしておくのももったいない。とにかく、庭らしくしなければならない。
そこで、近々、物置小屋を作ることにした。
素敵な庭の必須アイテムとして、ガーデンハウスを作りたいと思ったからだ。だが、それほどお金は掛けられない。妻にも「小さな物置小屋を作りたい。作業道具や大型品を収納する場所だから」と何とか説得した。
設計と建築は、知り合いの業者に依頼したら、「キットがあるから、自分で作ってみらどうですか?」とも言われた。だが、そのための道具一式をそろえるとなると痛い出費になるし、次にいつ使うかと考えると途轍もなく無駄な買い物になりそうだった。なにより、いつになったら完成するかも判らないので、依頼することに決めた。
その小屋と釣り合いの取れる様な庭造りを完遂するのが今の目標である。

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