SSブログ

8日目④烏丸半島 [琵琶湖てくてく物語]

芦刈園を横目に見ながら先へ進むと、いよいよ、草津市に入る。
前方に烏丸半島。「河原の洲の間」(かわらのすのま)で、烏丸なのだと聞いたことがある。京都の烏丸も同じらしい。
その手前にある「道の駅草津グリーンプラザからすま」に立ち寄る。
昼食の時間になっていた。夏は賑わうのだろうか?オフシーズン、年末ということもあって、客はまばら。自動販売機の脇にあるベンチで、朝、琵琶湖大橋東詰のローソンで買ったおにぎりなどを食べた。小休止の後、再出発。
行く手には、草津水生植物公園と滋賀県立琵琶湖博物館がある。
草津水生植物公園には三度ほど行った事がある。初めて訪れた時は、娘たちも一緒だった。入口で「ウーパールーパー」がお出迎え。上の娘が幼かった頃に、一躍人気者になった水生生物だ。これを見ると、なぜか、Jリーグの選手だった北沢を思い出す。おそらくこれもテレビの影響だと思うが・・上の娘は幼い記憶に重ねて、嬉しそうに見ていた。温室の中に入ると、亜熱帯・熱帯の植物が所狭しと植えられている。その先には、大きな花蓮の池。色とりどりの蓮の花が咲いていて美しい。パンフレットで見る「オオバス」は外の池にあった。ここまででも十分特徴的だが、春先になると、一足早いチューリップを楽しむことができる。夏あたりから球根を冷蔵し、一足早く目覚めさせて開花させたものだ。アイスチューリップと聞いた。ちょっと自然の摂理とはずれていて、どうかなと思うこともあるが、まあ、花の少ない時期に目を楽しませてくれるのはありがたい。
隣には、琵琶湖博物館。ここは、妻が、県政モニターをやっていることで毎年無料招待券をいただいているので、年に1回程度訪れる。初めて行った時は、まあ、こんなもんかという感じだったが、その後、大幅リニューアルが成されて、琵琶湖を巡る歴史的な展示が充実した事でぐっと魅力が増している。知らなかった琵琶湖を巡る人々の営みを知ることは、郷土愛をはぐくむには良い教材だと思う。県内の様々なところの展示が集められているので、意外に楽しめる。
今回のてくてく旅は、そういうところによる時間はないので、入口辺りで写真を撮ってすぐに出発した。
博物館の前の信号を過ぎて暫くすると、津田江閘門に着く。
ここは、草津市の水害防止に欠かせぬ場所。実は、琵琶湖の周囲、特に東側は、内湖の干拓でできた土地が多く、川や琵琶湖の水位より低い地域が広がっている。降雨量によって、排水しなければならない地域も多く、排水機能を持った水門は命を守る重要な役目だ。これまで回って来た道程にも、数えきれないほどあった。しかし、琵琶湖周辺の地域は、それ程、危険なところに住んでいる事を忘れてしまうほど穏やかなところである。
水門を過ぎると、琵琶湖側には大樹が並んで湖面が確認できないほどなのだが、反対側の「津田江内湖」が良く見える。ここは、バスフィッシングが盛んな場所らしい。
ここからしばらく、緑地公園が続く道を歩くことになる。
途中途中、緑地に入り込んで歩いてみる。木々が少なく、開けた緑地で足元も良く歩くには良い場所だった。今は冬なので木々の葉も少ないが、春から夏にかけて葉が茂ると、木陰で休むこともできるかもしれない。
さざなみ街道に戻ると、東側に池のような場所が見えた。
平湖という内湖だった。地図を見ると、その隣には、柳平湖がある。初めはもっと広い内湖だったのかもしれない。
先へ進む。ここから暫く、田んぼと湖の間をさざなみ街道が続いているエリアになる。
目の前に、ビニールハウスが並んでいた。
メロン栽培のハウスらしい。そう言えば、さざなみ街道と平行(?)するような形で、「メロン街道」という名の道路があった。何故、「メロン街道」なのか、その時は判らなかったが、ようやく合点がいった。

nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 10

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント