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10日目①堅田から出発 [琵琶湖てくてく物語]

2月13日、10日目のスタート。スタート地点は、堅田だが、例のごとく、まずは本日のゴール地点まで車で移動する。本日のゴール地点は、比良駅。駐車場に車を停めて、JR湖西線・比良駅から堅田駅へ向かう。
堅田駅に到着して、先回のゴールと決めた「堅田内湖」に向かおうとした時、妻が言った。
「ねえ、浮御堂をもう一度見たいわ。前回、夕方でよく判らなかったから。」
いやいや、ちゃんと見えたけど・・と心の中で思ったが口には出さない。
まあ、今回は歩く距離は短いので、多少の寄り道は問題ない。
「判った。じゃあ、まず、浮御堂へ行こう。」
そう答えると、堅田駅のロータリーから南へ出る。
平和堂の横を抜け、本堅田の信号から真っすぐ湖岸を目指して進み、古い町並の中を通り伊豆神社を横目に浮御堂へ到着。写真を何枚か撮って、いよいよスタートとした。
古い町並みのある狭い通りを歩いていく。
妻が何やらキョロキョロしている。
ああ、そうか。やっぱり、「反町隆史の別荘」が気になっているようだ。
前回、全くわからず、途中からは諦めてしまっていたから、そこが本当の理由なのかと思いつつ、口にはせずに歩く。
「気になってるんだ。」
と呟く様に訊いた。
「ええ、でもね、反町という表札じゃないらしいのよ・・本名の野口って出てるみたい。相当な豪邸だって。」
彼女は、事前にネットで調べたみたいだった。
そんなにミーハーだったかな?
「バス釣りのための別荘だろ?じゃあ、湖岸沿いにあるんじゃない?」
そう言って、スマホでMapを確認して、出来るだけ湖岸沿いの道を選んで歩いた。
それにしても、湖岸沿いの道には、旧家が多く並んでいる。
中には、白い塀に囲まれた御屋敷とか、大きな商家とか、ひと時代前には大いに栄えていたことがよく判る。
結局、それらしい家は発見できないまま、細い通りを歩いていく。
後で調べてみたら、「彼の別荘」は、もっと南、衣川緑地公園が見えるマリーナの隣にあることが判った。GoogleMapで丁寧に見ていくと、大きな屋根と独特のデザインの屋敷があり、大きな門の奥に広がる庭に何台もの車とバス釣り用のボートが置かれているのが判る。上空の写真で、彼の所有する大型のボート(黒のボディに赤いペイント)も湖岸に停泊しているのが見える。全く見当違いのところを探していたことになる。もっと丁寧に調べておかなくちゃ。それにしても、こんなに簡単に見つかるとは、ネット社会にプライバシーとか個人情報という言葉は無意味だと痛感する。
有名人じゃなくて幸せだったかな‥と負け惜しみ。

細い通りをしばらく行くと、小さな港が見えた。
Mapを見ると「出島の灯台」とあった。
明治時代に作られた琵琶湖最古の木造の灯台らしい。この辺りで座礁や難破事故が絶えなかった事から作られ、昭和36年第2室戸台風で倒壊寸前となったのを地元の保存運動で昭和48年に修復されたとあった。ここで写真をパチリ。北を向くと、琵琶湖大橋の雄姿が見える。ここらが琵琶湖で最も狭い場所であり、水深図をみるとかなり沖まで浅くなっているのが判る。水位の変化次第で座礁が起きやすいのは仕方ないところだったのだろう。

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