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1日目①自宅からマキノを目指す [琵琶湖てくてく物語]

2019年11月10日(日)
さあ、良い天気。
少し寒いくらいだった。いよいよ出発。
本日の行程は、自宅からマキノ・海津を湖岸道路沿いに歩く約24km。
朝はゆっくり9時30分に出発。自宅から湖岸道路まで出ると、ずっと、湖岸沿いを歩くことになる。
湖岸の道は、見慣れた風景。通勤でも使っているため、新鮮味はあまりない。しかし、歩いてみて判ることもたくさんある。時速60kmの自家用車では、絶対に判らない光景に出会い、それこそが今回の楽しみだと信じたい。
歩き始めて直ぐ、鴨川の橋の手前には、淡竹の群生。春になればタケノコがとれるはず。川沿いに隠れるように建っている小さな喫茶店の看板。

鴨川の橋を超えたところで、すぐに右の湖岸沿いに入っていく。
障がい者福祉施設(生活介護)の「大地」の作業場があった。
大きなビニールハウスの中には、障がい者の皆さんが育てている苗が並んでいる。ここが作る「ふれん土」という培養土(?)は意外に安くて使い勝手がいい。毎年、購入して、猫の額ほどの畑に入れている。
そこからしばらく進むと、墓地の向こうに公園。バーベキューをするにはとても良いところに見える。周囲の住民は迷惑しているかもしれないが・・。以前、ここの公園の浜から、カヌーを出したことを思い出した。
その時は、琵琶湖をただ漕いでいくのでは味気ないと思い、水路の中に入った。私の持っているカヌーは空気を入れるボートタイプなので、多少浅くても進む。
水路の水は澄んでいて、水草が活き活きと育っている。水路は生活の一部だ。水路沿いの民家からは水路に降りる階段があり、洗い場の様なものもある。水辺で暮らすことはやはりゆたかだと思う。
その水路を出て、松の木内湖にも入ってみた。
ここは冬になると「コハクチョウ」のねぐらになる。カヌーで入った時は、夏だったので、シラサギが佇んでいるくらいだった。少し排水が悪いので、水は濁っているし、岸辺には、ゴミの様なものも多かった。やはり、人間が水を汚すんだなと思い知った。

歩きながら、そんな思い出話をしながら進んでいく。
歩くというのは、やはり、自転車とは違う。
不意に立ち止まって、足元の草木を眺めたり、思い出話をしたり、時間が途轍もなくゆっくりと流れていくように感じられる。とても人間的。

四津川の集落に入る。ここは、古くは漁業が盛んだったようで、道路沿いの家は、どこも大きく立派だ。蔵のある家もたくさん残っていて、そういう古き良き時代を感じられるのも良い。今でも、漁港はちゃんとある。

おや?あれはなんだ!
道路沿いに幾つも並ぶ男の子の看板。
滋賀県発祥の「飛び出し坊や」がたくさん並んでいてなかなかユーモラス。ここは子どもが多かったんだろうか。事故にならぬようにという親心を感じる。何度も色が剥げて書き直した跡も残っていて、最初の飛び出し坊やとは違う表情のものばかり。個性があって宜しい。
妻がそれを見て、「うちにも一つ欲しいわ」という。家の前は殆んど車の通りはないし、必要ないのだが、まあ、一つくらいあってもいいかもしれない。

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