SSブログ

1日目②安曇川から新旭へ [琵琶湖てくてく物語]

四津川を抜け、再び、湖岸道路に戻った。
この先は、船木地区。かつては安曇川を通じて、朽木からの材木が運ばれ、河口近くには今も、大きな材木店がある。以前、古民家再生の会社で「古材磨き」のアルバイトをした時、ここにある大きな材木店にいった。材木を扱うには広い土地が必要になる。とても都市部では成り立たない事業に違いない。高島だからこそ、生き残っている、そう感じられる。
安曇川南流の橋を渡る。
信号を右に行くと「琵琶湖子どもの国」がある。
休みとなると、かなりの親子連れがやってくる。高島市民ではなく、大津・京都・大阪・福井、近隣府県のファミリーが楽しく遊んでいる。夏には湖水浴も楽しめる。駐車場は有料なのだが、入園料は不要なので、経済的。
そう言えば、子どもが幼かった頃、愛知子どもの国(西尾市)にもかなりの頻度で行ったのを思い出した。あそことは比較にならないほど小さいが、それでも結構楽しめる。
安曇川は南流と北流があり、船木地区はその間に挟まれた低い土地にあり、水害にも悩まされてきたと聞いたことがある。水害から家屋を守るため、石垣が築かれている家をたくさん見る事ができる。今も、この地域の防災意識は高いようだ。
北船木は特に古い町並みを残していて、大通りから脇道が幾つも伸びていて、その中には広場のような場所もある。また、ゆっくりこの辺りを散策してみたい。

本道に戻る。
この先少し進むと、新旭町へ入ることになる。
湖岸道路も、この辺りは「風車街道」というらしい。道路の西側の舗道沿いに800本を超える桜並木が続いている。その全てが、新旭町の皆さん(桜を守る会?)が大切に手入れをされているのだ。
美しい桜は人の情熱によって守られていると思うと、また、感慨深い。
そう言えば・・(このフレーズはこれからもかなり頻繁に出て来る予定なのでご容赦)
森山直太朗さんの「さくら」を聞いた時、ちょっと不思議な感覚になった。メロディーはさすがに素晴らしいし、声も母親譲りの美声。
違和感を抱いたのは、歌詞。
あの歌は、卒業ソングだ。だが、卒業式はほとんどの場合、3月中旬から下旬。大学となると3月上旬のところもあるはず。いやいや、そんな時期に「さくら」は咲いていないよね。今年(2023年)は例年より1週間から10日ほど開花が早いと聞いているが、それでも、東京で3月23日くらいが満開でしょ?何とか卒業式に間に合うかもしれないけれど・・。
私が大学に入学した年、1979年4月。大学の校門脇の桜が満開を迎えて、時折風に舞い散る桜の花びらが綺麗だったのをよく覚えている。ソメイヨシノの満開はやはり、入学式じゃないのだろうか。
とすれば、森山氏が歌う「さくら」は、ソメイヨシノではないということになる。ソメイヨシノより先に咲く「桜」となると、寒緋桜、河津桜なんてところか。ただ、河津桜は、それほど普及しているとは言い難く、さらに、花と葉がほぼ同時に出て来て、花もちも良く、余りひらひらとは舞わない。『さくら さくら 今咲き誇る・・』のフレーズを思い起こすたびに、何の種類だったのか気になっていた。まあ、そんなこと深く考えず、音楽は愉しむべきだと思うが・・。
横道にそれすぎたので、本道に戻ります。
ここまで、ほぼ2時間ほど歩いてきた。ちょっと休憩。桜並木の湖岸道路には、あちこちに小さな公園がある。
そのひとつ、源氏浜公園で一休み。

nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント