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3日目④冬の天候 [琵琶湖てくてく物語]

やはり、真冬に歩く時は、天候には注意した方が良い。
特に、琵琶湖北部は、天気予報は当てにならない。いや、天気予報が当てにならないのではなく、滋賀県という括りで考えてはいけない。
我が家では、NHK以外のニュースや天気予報は見ない。これは、結婚してからの習慣だ。昔、NHKの番組で、アナウンサー研修を見た。その時、NHKのルールで、アナウンサーは1分間に400字を読むことや、言葉遣いの正確さ・アクセントなどとても大事にしている事を知った。以来、我が家はNHKがスタンダード。ドラマは民放を見るが、ニュースや天気予報はNHKと決めている。(高い受信料の元は取りたいという思いもある)
豊橋にいた時は、名古屋放送局のニュースや天気予報を違和感なく受け入れていた。
高島に来て少し変わった。
大阪放送局のニュースや天気予報になじめないのだ。自分に、大阪までの距離感がないのが一番。そして、高島(湖北・湖西)地域にとっては、大阪よりも福井(日本海)のほうが圧倒的に近く感じる。しかし、NHK大阪放送局は、関西・近畿という括りでニュースや天気予報を扱う。福井(嶺北・嶺南)は、関西でも近畿でもないらしい。
そう言えば、名古屋放送局では、中部圏で、東海と北陸のニュースや天気予報をやっていた。嶺北・嶺南地域の天気予報が必ず出ていてちょっと意味が判らなかった。
地図を見ると、どう見ても嶺南地方は近畿・関西だと思うが、扱われない。ちょっと話がくどくなったが、湖北や湖西地域の天気予報は、滋賀県の天気予報ではなく、嶺南地域の天気予報の方があっている。特に、冬季は、北西風の影響で、嶺南から雪雲が流れ込んでくる。気温も雨量も嶺南の天気予報の方が正確だと思う(個人の意見の範囲です)。NHKさん、地域をバッサリ切り分けずに、少し互いに重なるような形にしてもらえませんかね。県境近くに住んでいる住民のつぶやき。
ちょっと話が脱線しすぎたようだ。
昼食に温かいうどんを食べ、何とかエネルギーチャージを終えて出発する。
日差しが出てきた。
ここからはさざなみ街道で長浜の街を目指して行く。
しばらく行くと、『延勝寺』の看板。その反対側の湖岸は、初夏になると「蓮の花」の群生が現れる場所だ。規模は大きくないが、琵琶湖の中に蓮の花の群生を見るのは良い。
毎年ここも訪れている。少し先に、無料駐車場もあって助かる。
『蓮の花』を見に行く時、妻は必ず同じ話をする。
以前に、福井県南越前町の「花はす公園」に行った時も、車中で口にした。
「蓮の花って開く時にポって音がするのかしら。昔、何かの本で読んだことがあるけど」
そんなことはないだろうと思いながら、頷いて聞いている。
彼女が正解を求めているのではないのは判っている。そんなふうに、想像することを愉しんでいるだけなのだ。
「小学校の時、夏休みの宿題で、朝顔を育ててね。前の日の夜、つぼみを筒にいれておくの。朝起きて、それを外すと、一気に開くのか観察したわ。」
これも正確な答えはわからない。訊いても憶えていないというだけなのも判っている。
しかし、そんなふうに、花を相手にいろいろ想像する事ができるのは羨ましい。
彼女は小さな事に幸せや感動を感じる事ができる瑞々しい心を今も持っている。
もう還暦を過ぎているのだが、彼女の心は出会った頃と変わっていないように思う。
奥琵琶スポーツの森に到着したので、トイレ休憩する。
池を中心にした広い公園だ。
天気が良くなって少し気温も上がってきた。

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