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5日目⑧中間点で振り返り [琵琶湖てくてく物語]

これまで5日間(5回)で歩いた道程は、184,495歩。距離は125㎞。
ようやく、琵琶湖半周になった。
琵琶湖の北東部に当たる、高島市・長浜市・米原市・彦根市・東近江市の5市を歩いたことになる。それぞれの町に特徴があり、考えさせられることも多かった。

歩くというのは、考えることかもしれないと思うようになった。
これまで、自動車での移動がほとんどだったが、やはり運転中は余り深く物事を考えることはできない。運転に集中すべきだから。
自転車もそんなに考え事は出来ない。
だが、「歩く」というのは、いろんなことを考える事ができる。
目から入ってくる情報から想像を膨らませることもできる。
遠くを見ながら、この先の事を考えることもできる。
妻と二人で歩いていると、思考の幅も当然増える。
4つの眼で捉えたものはかなり多くの話題を生んでくれる。
滋賀県に移り住んで、こんな機会がなければ、それぞれの土地の事を知り考える事もなかっただろう。
軽い気持ちで始めた事だが、かなり意味のあることをしていると知った。

豊橋に住んでいた頃も、街中を歩くことが楽しみの一つだった。マンションから見える景色のほとんどの街を歩いたと言っても過言ではない。だが、その頃は、主に、街中の花を見て回るのが目的だった。季節ごとに、庭先や道端に咲いている花を探し歩いていた。スーパーやコンビニも多かったので、歩き疲れたら、何か買って、気ままに休んでみたり、おしゃれな喫茶店があれば入ってみたり、ちょっと長めの散歩が多かった。
「琵琶湖てくてく」はそれとは全く違う。何と言っても1日20㎞以上歩くのだから、ぶらぶらというわけにはいかない。休み休み行くわけにはいかない。だからと言って、ただ無暗に歩けばいいというものでもなかった。道すがら、珍しいものを見つけては推理・推察しながら歩く。これまでの経験と知識をフル活用する。
体の健康と脳の健康の両方を維持する事ができると思う。
二人で歩くというのも良い。
何かのテレビ番組で、「夫婦仲はドライブした時間に比例する」と聞いた。根拠は忘れたが、確かに、二人で長時間狭い空間に居る事ができるのは夫婦仲が良い証だと思う。時々、ご夫婦で、運転席に御主人、後部座席に奥様という光景を見ることがある。
「あれってどうなんだろうね?」
妻が時々、そう言うことがある。
「後部座席の方が安全だからじゃないか?」
「そうかしら?一緒に出掛けて後ろに座るってよく判らない。」
妻は、「よく判らない」というフレーズをしばしば使う。彼女は「理解できない、納得できない、承服しない」などの意味で使うのだが、ややきつめの言い方の時は「否定」だ。
結婚して子供が生まれ、家族で出掛ける時、妻は必ず助手席に座る。子どもたちも、助手席はお母さんの席と認知し、妻が乗っていない時も、娘たちは助手席には座らない。我が家では、「助手席は特等席」となっている。

この先は琵琶湖の南半分。近江八幡市・野洲市・守山市・草津市・大津市を歩く。
北とはまた違った街並みを見ることになるに違いない。
特に、琵琶湖の南湖と呼ばれるエリアは興味深い。
さて、次は、いつから始めようか。

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