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8日目③湖岸緑地の憂い [琵琶湖てくてく物語]

さらに進むと、レークサイドゴルフコース。
私はゴルフはやらないので全く興味がない。ただ、何度かこの前を通った時、駐車場がいつも満杯なのが気になっていた。今回もたくさん車が並んでいる。だが、通りから見えるコースには人影はない。妻とここを通る時は、「謎だね」というのが口癖になっている。
その先には「木浜北P」の看板。湖岸緑地に隣接した駐車場だ。ちょっと緑地公園に入ってみた。メタセコイヤの並木と芝生で綺麗に整備されていた。バーベキューもできる公園のようだ。大きな外来魚回収ボックスが置かれているところから、ここはバスフィッシングには良いところなのかもしれない。
そう言えば、2023年のゴールデンウィークには、湖岸の緑地公園の有料化実験があった。湖岸緑地のほとんどは無料で利用でき、バーベキューやキャンプも可能だし、トイレも完備している。
シーズンになると、他府県ナンバーの車を多く見かけるようになる。有料化の社会実験は、利用者によるゴミ投棄、直火の焚火とか花火などマナー悪化に対する利用制限と費用負担の在り方を検証するものらしい。NHKのニュースで何度か報道されていたので、その様子は滋賀県民の多くが見たはずだ。緑地の端に隠すように捨てられたバーベキューコンロとか、食器類、残った炭や、PETボトル等々・・有料化し予約制にする事で、利用者にも応分の負担をしてもらうことが必要ということなのだろうが、結局、隣接する無料のエリアが混みあった結果となっていたらしい。
我が家の前にある「萩の浜」も、バーベキューはもとより、キャンプやタープ類などの増設も禁止していて、それを示す大きな看板が立っている。しかし、夏になると、それを無視してデイキャンプに入り込んでいる人を見る。(浜の真正面に住むK氏は夏になると見張のように浜を眺め、こうした輩を発見すると警察へ通報するのでご注意を)そして、ゴミ類を放置したり、自治会のゴミステーション(同じくK氏が鍵をもって管理している)の周りに放り投げていく人もいる。マナーの悪い人は、どれだけ規制しても現れる。どうしたものかと溜息が出る。
今いる、木浜の湖岸緑地もおそらくそういう憂き目にあっているに違いない。
そんなことを考えていると気持ちが沈むので、すっかり忘れて、前へ進もう。
木浜緑地を過ぎると、暫く、田んぼと湖岸の風景が続く。
その先で、時々、モーター付きのパラグライダーを見かけることがあった。湖岸にその基地、MPG琵琶湖というのがあるようだ。そこを過ぎると、再び湖岸緑地が続く。
左手、東側の田んぼの向こうに、ちょっとした森の様なものが見える。
もりやま芦刈園だ。
ここは、毎年6月下旬になると足を運んでいる。芦刈園のアジサイを見るためだ。
何故か、アジサイ園は昔から好きで、愛知にいた時も、あちこちのアジサイ園に足を運んでいた。鎌倉のアジサイ寺にも行ったし、三河・形原のアジサイ寺は毎年のように訪れた。そう言えば、お寺とアジサイという組み合わせは、全国あちこちにあるように思う。
もりやま芦刈園は、規模はそれほど大きくないが、自然に近い地形と種類の多さが特徴だと思う。池を挟んで、白アジサイが山のように広がっているのも圧巻。通路沿いに、とにかく珍しいアジサイが並んでいて、咲く時期も少しずれて来るので、結構長く楽しめる。
こちらに来て、余呉湖畔のアジサイも見に行った。手入れはどうなっているのか、意図的にそうしているのか判らないが、とにかく大きく、背丈以上の高さのものもあった。迫力という点はかなりのものだが、なんだが、伸び放題のものもあって少し残念に感じた。
我が家の庭にも、アジサイが10本ほど植わっている。白、ピンク、ブルー等の色と、ボールのような形状のものや星が飛んでいるようなものなどだ。
梅雨時期が近づくと、アジサイが楽しみになる。

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